山本 昌義
私がファイナンシャルプランナーになったきっかけは、商品先物会社時代に先輩営業マンから言われた一言です。
「相手の仕事を聞いて、ファイナンシャルプランナーだと言ったら引け」。
その言葉に興味をもった私は、ファイナンシャルプランナーについて調べました。本によると、ファイナンシャルプランナーとは「お金に関する専門家」であり、「お金に関する知識や経験で、ずっと人の役に立てる職業」と理解し、それからファイナンシャルプランナーをめざすようになったのです。
ところが、やがて、「自分や人様にとって、ファイナンシャルプランナーとは何者?」と悩むようになりました。私は原点に帰る意味で、最初に手にした本を読み返しました。すると、こんな言葉が目に飛び込んできたのです。
「ファイナンシャルプランナーは、専門家でもなければ販売員でもない。ただ、相談者様が生涯豊かな人生を歩めるようお手伝いをする人間」。
その言葉が私の身にしみました。
「生涯その方とお付き合いし、その方が生涯豊かに暮らせるよう努力する。今不安があれば解決し、まだ見ぬ将来で失敗しないよう事前に促す。常に役立つ情報や法律の勉強をし、必要なら金融商品や専門家も用意する。何より、相談者様が『こいつがいれば家計は大丈夫』と安心していただける。」
それが私が思い描くファイナンシャルプランナーの姿です。これは自分でやるしかないと思い、その思いを形にした当オフィスを設立しました。
――家計の健康診断による、常に現在から生涯全体を考慮する基本形。
――長期サポートによる末長いお付き合いと人間関係での安心感。
――必要時のみ応対する、直接的な支援のオプション化。
そのように自分の中であるべきファイナンシャルプランナー像を思い描きながら、お客様とのご相談対応を繰り返す中で、ようやく少しずつ業務形態も安定してきました。
まだまだ発展途上ですが、これからも精一杯がんばっていきます。
大学卒業後、商品先物会社に就職し、営業職を担当。
後に転職し、税理士事務所に入所し、総務を担当。
そして日系生保に転職し、FAとして様々なご相談に乗る。